運命って信じる?


「あんなに言っても分からないのっ!?」


アリスが珍しく叫ぶ。


「そんなに怒らないで下さい。お嬢様であろう方が…。このお話しはお父様と契約なのですから…。」


そう言うミカルはニヤッと怪しい笑みをして笑った。


契約?


契約って何の話?


そんな事を考えているとナイトが近づいて来て僕に、


「ミカルはアリスの執事だ。父が無理矢理つけた執事。……あと…婚約者でもある。」


と囁いた。




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