運命って信じる?


「俺達が逃げてきたこの場所は、この城を仕切っている奴の部屋だ。」

「…え?」


ナイトは何を言っているの?


「ようするに俺達が今いる場所はアリスの父の部屋だって事だ。」

「……え(えぇぇぇえ!!!??)」


ナイトが僕の口を塞いだ事によって大声を出すのは免れた。


「バカが。静かにしろよ!バレるだろ!!?」


小声で話す僕とナイトにアリスは真剣な顔で言った。


「もっと近くに行きましょ。」




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