運命って信じる?


恥ずかしかった。


アリスは凄く真剣なのに…。


「そうだな。よし、シルク前に進んで。」

「は~い。」


そう返事をして影に身を隠しながらちょこちょことアリスの父に近づく後ろ姿は、少し勇ましく見えた。


「何ぼけっとしている。早く進め。」


シルクの後ろ姿を見ていた僕にナイトからでこぴんをくらった。


痛い…。


ナイトって本当に怖いよね…。


ナイトの視線が痛いよ…。




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