運命って信じる?
「――…トーマ様!!アリス様がまた、お逃げしました!!」
「何だって?そんな事を言いに来る暇があるのなら、とっとと探し出せ!!もちろん、探し出せないと…どうなるか分かっているよな…?」
「は、はい!!」
2人の男、アリスの父とその家来だろう。
アリスの父はトーマと言うらしい。
家来はトーマに怒鳴られるなり、怯えてとっとと行ってしまった。
シルクは何か意味が分からないそうな顔で
「探さなかったら、どうなるの?」
と言った。