運命って信じる?
続けて僕は言った。
「…僕には戦う意味がある。ミカル、お前にはその意味があるか?」
「ああ、あるさ。だから戦っているんだろう?」
「それは何だ…?」
「アリスを貰う為だよ!それを賭けての決闘だ」
「…ミカル。だからお前は負けたんだ」
静かなわずかな沈黙。
「…何だと?」
「お前と僕の戦う意味では全く違う。…確かにミカルが言ってるのは合っている。だけど、その“中身”は僕のほうが上だ」
「黙って聞いていれば訳の分からん事を…!!」
「ミカルはアリス〝だけ〟。僕はアリスと〝共に戦ってきた仲間の命〟。そう考えると僕のほうが上だよ」