運命って信じる?




僕の格好はタキシード?


アリスの格好は…ドレス…?


あ、ウエディングドレスだ!


これはもしかして、



僕とアリスの結婚式?



でも、どうして…


シルクとナイトもいて


それからアリスのお父さんもいる。


皆笑顔で幸せそうだ。


もう1人の僕の方に近寄って行く…


そして、僕が“僕”を通り抜けた


まるでそこにはいない、ナニカのように。


いくら触ろうとしても触れられない、幽霊のように。


どうして…?





――ズキン



頭が痛い。


僕は…僕は…


どうなってしまうのだろう。


そして僕はそこにいる誰にも気付かれずに倒れた




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