最初最後彼氏!
「ん・・・・・・・・!?」
ここどこだ!?
見渡すと怜が横になっていた。
「おいっ!怜!しっかりしろ!起きろ!」
「んぅ・・・。しゅーと?」
「大丈夫か!?痛いとこないか?」
「大丈夫・・・。ってか、ここどこ?」
「わかんねぇ・・・。」
「私の家よ。」
!?
「佐山・・・、花恵か。」
「そ。あたしんち。ごめんねぇ。ちょっとお話があってね。」
「修斗、この人・・・知り合い?」
「あら?修斗からなにも聞いてないの?」
「何が、ですか・・・?」
「あたしたち、付き合ってるのよ?♪」
はぁ!!?何言ってんだよ!このババァ!
「テメェ!なに変なこと言ってんだよ!・・・怜、全部嘘だから。」
「修斗は・・・、あたしと付き合ってるんです。」
「だーかーらー、あたしと“も”付き合ってるの。」
「ね、修斗、嘘でしょ?」
やばい。怜の目に涙が溜まって今にもこぼれそうだ・・・。
「俺は、怜一筋だ。怜にしか興味がない。」
「いいの?そんなこと言って。」
「あなたは・・・、何がしたいんですか・・・!?」
「雄くんが欲しいだけ。ただ、そのために、修斗くんも欲しいの。」
何言ってんだこいつ・・・。