最初最後彼氏!
あのあとから、ベットの上から動かないあたし達。

ずっとギューってしてる。

さっき・・・、

一回離れようと試みたけど、雄が「離れんの・・・?」って

子犬みたいに甘えてくるんだもん。

離れれないよ(笑)

こんなに可愛い雄を見たの・・・、初めてかも。


「奈美。俺、やばい。」

「なにが?」


やばい?

・・・!もしかして具合悪いの!?


「どーしたの!?具合悪い!?」

「ちげーよ・・・。ずっとベットの上でお前のこと抱きしめてたらさ・・・。」


良かった・・・。具合悪いわけじゃないんだ。

安心して雄の話を聞きながら再び雄の胸に顔を埋める。


「・・・!」


いきなり雄が強く抱きしめてきた。


「ゆっ、雄!ちょっ、苦しいよっ!」


ふと力が弱まったので、少し顔を上げて雄を見る。

・・・って、あれ?


「雄、顔赤いけど、やっぱり熱あるんじゃない?」


寒空の中話してたからかなぁ・・・。

だとしたらあたしのせいじゃん!


「ごめんね・・・。あたしがあんな寒い中引き止めたりしたから・・・。」

「ちげーって。・・・だから!ここでお前のこと抱きしめてたら



・・・ヤりたくなってきたんだよ・・・。」



・・・ヤ!?ヤりたく!?

その言葉にあたしの顔も熱くなってきた。


「お前ヤッたことないだろ?それに・・・。」


そこまで言って口ごもってしまった。


「それに?」

「・・・本気で好きなんだから大事にしたいってのが男なんだよ・・・。」


余計顔が熱くなるのが分かった。






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