最初最後彼氏!
「今日はごちそうさま!おごってくれてありがとう!」

「いえいえ。男ですから!」

結局おごってもらってしまった。

「ここで大丈夫だよ!」

おごってもらったうえに送ってもらった。途中までね。

「そうか?じゃあまたな!バイト頑張ろうぜ!」

「うん!ばいばい!」

あたし達は分かれ道で別れ、それぞれ帰っていった。

でも、帰り道、あたしに災難が起こった。


ポツッ、ポツッ・・・ザザーー・・・。

いきなり雨が降ってきた。

あたしは走ってお店の笠の下に入った。

(最悪~!なんでこんな時に雨~!?)

「お前も雨宿りか。」

隣から声がしたから振り返ってみると・・・!!

「!!!なんで高杉がいんの!?」

そう、天敵・告白してきた張本人、高杉がいた。

「俺がどこにいようと俺の勝手だ。それよりお前びしょびしょじゃねーか」

あんたに関係ないし!!

「俺んち来い。こっからじゃお前んち遠いだろ?」

「はっ!?やだし!帰れるから!」

「だめだ、来い。」

と言ってあたしの手を引っ張って走った。

さっきのところから2分くらい走ったところに、とても大きな一軒家があった。

「なに、ボーっとしてんだよ。早く来い。」

「・・・ここどこ・・・?」

「俺んち。」

えぇ!?でかすぎ!!

「入れ。」

強制的に家の中にいれられた。

「おじゃましま~す・・・・・・」

「誰もいねぇよ。」

それ、逆にまずいから!!
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