最初最後彼氏!
チュンチュン・・・


(あっ、朝だ。今日は土曜日だっけ・・・?
学校休みだし、バイト夕方からだしもう少し寝てよ・・・。
・・・!?)

あたしはあることに気付き、飛び起きた。

ここ、高杉の家じゃん!!

あのまま寝ちゃったんだ・・・。不覚・・・。

すると隣からスースーと規則正しい寝息が聞こえてきた。

横を見ると・・・。

「きゃー!」

あいつもびっくりして起きた。

「どした?」

「なっなんで隣で寝てんの!?意味不!」

といってあたしは急いでベットから出た。

「なんでって・・・、俺のベットだし。」

時間を見ると8時半だった。

「なぁ、腹減ったから飯つくって。」

何を言うと思えば・・・!

「あたし家政婦じゃないし。」

「お前が寝たからここまで運んでやったのになぁ・・・。
シャワーも服も貸してやったのになぁ・・・。」

う゛・・・。そこまで言われると・・・。

「分かったよ!作れば良いんでしょ!?
何食べたい?」

「お前が作るんなら何でもいい。」

ドキッ!

ん?なんか心臓が変だなぁ。

あさって学校で美奈に相談してみようかな・・・。

とりあえずなにがいいかなぁ・・・。

朝ご飯・・・。

んー・・・。よし!日本の和食だ!

まず、ご飯炊いて・・・。って冷蔵庫ほぼ何もないし!

「ちょっと!冷蔵庫に何も入ってないんだけど!」

「ん?あぁ・・・。俺、普段つくんねぇし、親もつくらねぇからな。」

そうなの!?意外な事実。

親が料理を作らないなんて・・・。

ってそれより朝ご飯!

「ご飯どうするの?」

「・・・どっか食べに行くか。」

一緒に食べに行くの・・・?

「早く準備しろよ。」
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