最初最後彼氏!
翔平が・・・、あたしを好き!?

翔平はあたし達に近づいてきて言った。

「バイトで初めて会った時、なんかいいなって思ってたんだ・・・。
でも奈美は『彼氏なんていらないよ』って言ってたから告白出来なかった。」

「翔平・・・。」

あたしと翔平が出会ったのは1ヶ月前くらい。

あたしがバイトの日には95%翔平がいた。

「奈美が好きだからシフトもわざと同じ日になるように頼んだ。」

そうだったんだ・・・。だから・・・。

「テメェ、何、俺の女に告ってんの?
奈美を譲るわけねぇじゃん。」

「君は黙って。
奈美・・・。返事聞かせて・・・?」

翔平は大事な友達。それ以上でも以下でもない。だから・・・。

「ゴメン。あたしにはちゃんと雄って言う彼氏がいるの。
だから・・・。翔平とは付き合えない・・・。」

翔平はすごく悲しい顔をしていた。

「はっきりいってくれてありがとう。それじゃ。」

そう言って翔平は走って帰っていった。

「雄・・・。帰えろ・・・?」

「そうだな・・・。」

雄が微笑んでくれた。

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