最初最後彼氏!
昼食も終わり、水族館からでる。

「次は買い物だな。どこ行く?」

「アクセサリー見たい!」

もうすぐ友達の誕生日だし!

プレゼントは無難にアクセにすることにした!

「アクセだったら、俺行きつけのあるからそこで良いか?」

雄の行きつけ?どんなところかな・・・?

「行ってみたい・・・!」

「よし。決まり。行くぞ。」

また手を繋いで歩いて行く。

電車に乗り、あたし達の地元の駅で降り、

少し路地に入ったところにシンプルなお店があった。

お店の扉を開けて雄が中に入ってく。

あたしも後を追って入ってみる。


わぁ・・・!すごーい・・・!

「いいところだろ?この店。
俺の行きつけなんだ。」

「本当に良いお店だね!
あたし、このお店大好きになった!」

アクセサリーに手を伸ばしてひとつひとつ見てみる。

すごい・・・。ひとつひとつ全部に気持ちが込められてる感じがする。

男性用・女性用があり、あたしは女性用のを見ていた。

小学校が同じだった真菜ちゃんに似合うプレゼント・・・。

あっ!これがいい!!可愛い猫が付いているネックレスを選んだ。

すぐに買って、雄のところに戻った。

「お待たせ!ゴメンね。長くなっちゃって・・・。」

「全然。むしろ友達のために悩んでるお前にさらに惚れた。」

いきなり!?なにを・・・!?

「俺の素直な気持ちね。今の。」

すっごく胸がキュンとなった。

最近、胸が変になるからあたしどうなっちゃうんだろう・・・?

美奈に聞くしかないか・・・。
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