最初最後彼氏!
雄というかっこよくて、優しい彼氏がいて。

あたしの作るご飯をおいしいって言ってくれて。

本当の自分を見せてくれて。

幸せすぎるよ・・・。


気づけばもう9時だった。

お風呂入ってこようかな・・・。

「雄、お風呂入ってきていい?」

「・・・後で着替え持ってくから入ってこい。」

「ありがと!雄!」

あんまり時間かけて入ったら雄に悪いな・・・。

出来るだけ急いで入ろう・・・!

お風呂で髪を洗って、顔も身体も洗って湯船につかる。

湯船につかって少し経って、お風呂場の外でゴトゴトと物音がした。

「奈美。着替え持ってきたから。置いとくぞ。」

「ありがとー。」

少し眠いから早めにあがらないと寝ちゃうな・・・。

雄が出ていったのを確認してから、お風呂から出て着替える。

髪どうしよう・・・。

んー・・・。雄が待ってるからいいや!

タオルを肩に掛け、リビングに戻る。

「雄、あがったよ。」

「ん・・・。じゃあ入ってくるわ。」

雄がお風呂場に行った。

それとほぼ同時にあたしの携帯が鳴った。

ディスプレイには“美奈”と表示されていた。

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