幼なじみ
目の前には、八雲想がいた。
「何してたんだよ。勉強しないお前が、あんなところで?」
「えと、遅刻の罰で、」
そう答えると、ため息をつかれた。
「結木は?」
「帰った。」
私は目をうつむかせて、答えた。
「おい。」
「はい!」
ひぇ~
「カバン持つてきたから、帰るぞ。」
「え?」
送ってくれるの?
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