愛しいヴァンパイアくん!?
嫌いになれない。〜弘樹said〜
【わッ私受け止めれるよ?】
カノンは俺を真剣な目で見つめて言ってきた言葉。

は? アイツ何言ってるかわかってんのか?

【え?今なんて言った?】
俺はカノンが本気で言ってるのか確認をするために言った言葉だった…

【だからー!弘樹がヴァンパイアでも私は弘樹を嫌いにならないよ!】

照れくさそうに言ってきた。
本気で言ってるのか?
俺がヴァンパイアでも嫌いにならない!!
こんなこと言われるとは思って無かった…

俺が本当か?って聞いても。
うん。本当だよ!って言ってくれてるカノン恋しくなって抱き締めた。

抱き締めているうちに涙が込み上げてきた…
好きな人にこんなこと言われる事がどんなに嬉しい事なのか今日初めて分かった。

泣いてるのって聞いてくるカノンに理由を教えた。
カノンは真剣に聞いてくれていた。

【なんで俺の事嫌いになったりしなかったの?】

理由を聞かせて欲しかった訳じゃない。
なんとなく聞きたくなったんだ。

返ってきた返事は

【なんでだろ?】

なんでだろ?

【じゃあ俺の事怖くねぇの?】
そうこれが俺の一番聞きたかった事。

【全然♪】
カノンは俺に言って抱きついてきた。

抱きついてくるとか可愛すぎだろ…!
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