アイスクリームみたいな恋したい!2nd
『―…わぁ…』
あたしは思わず声をあげた。
袋の中には……
あたしのマスコットがあった。
大きさは手の平サイズ。
一体誰が作ってくれたんだろう?
髪型から洋服まであたしそっくりになっている。
これだけ愛情のこもったプレゼントは初めてだ。
『みんなありがとう。
なんていうか、上手くいえないんだけど…
こんなに祝ってもらって嬉しい。本当にありがとね♪
あ……これは誰が?』
小さく手を挙げているのは
みずき。
『ヘタでごめんね。
みぃなりに頑張ったんだけど、上手くいかなくて…アハ…』
あたしは見たよ?
みずきの気持ち。
ケガしてでも、作ってくれて嬉しいよ。
みずきの指先には
無数の傷と絆創膏があった。