世界で1番愛する君へ


「やばぁい。飲みすぎた」


頭がクラクラする。

部長がしつこいから付き合ったけど結局、私ばっか飲んじゃったよ。


「…んふふ。」


夜中だから人もいない。

都会だけど都会じゃないこの街が、私は大好きだ。


見上げた夜空は星の明かりを消しとるくらい、月が輝いていた。


「つーきーやー♪ こーのよーるぅ♪」




キキキッーーー



一瞬、月が落っこちてきたのかと思ったくらい辺りが眩しく見えた。


「わわぁ、やべぇ。」


男の人の声。



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