嘘つきシャボン玉の恋ゲーム

「忘れたの??
俺は殺し屋で 優花はターゲット。」


「だからってさ、
じゃあなんなんだ。
今まで助けてくれたりとか、
キ…………キスとか………」



自爆。


キスとか言わなきゃよかった……
思い出しただけで、顔が火事になる。

この調子ではまた真紅にからかわれてしまうだろうと思い、必死に手で仰ぐ。



「………っ!!!」


ところが真紅は目を丸くさせ、いきなり紅潮した。

意外で、予想と正反対の反応に私は驚いた。

「どうしたんだ?真紅、顔真っ赤。」



「え?優花、天然?」


「だから、なにが?」

「涙目で上目遣いとか反則だよ。」


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