嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
「さ………ゆり?」
「はい!何ですか?優花………さん」
「…………敬語じゃなくていいよ。
それに、呼び捨てでいい。」
「…………わかった!
優花?理恵子ちゃん。そろそろ教室入らない?」
「あ、うん」
私と、にし…じゃなくて小百合は
二人で教室に入った。
(理恵子をおいて)
………ぅわぁぁぁ。
なんか顔熱いぃぃ。
人の名前呼びあうだけで照れくさくなるなんて…………おかしいでしょ!?
けど、なんかむずがゆいというか………
ふわふわする。
……会話のひとつひとつが心に響き、
ドキンドキンと。
これからの生活への期待の音もした。