嘘つきシャボン玉の恋ゲーム


「だからってなんで………」


「new優花なんでしょ?
友達と遊びに行くときに一人だけ制服だと浮くよ?」


「でも…………今、お金ないし…」

「そんくらい俺が払うって。」



「いいの?」



「ああ。そんぐらい楽勝。
だから心配しないで。」


真紅は笑いながらポンと私の軽く撫でた。



前と違って私は、それだけで熱を帯びた。





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