嘘つきシャボン玉の恋ゲーム


「じゃ………じゃあお言葉に甘えるわ」


「………優花はどんな服が好きなの?」


どんな服?



……そんなの知らない。
今までは服なんて興味なかったし。

私は自分のことも知らず情報屋をしてたんだなぁ。
そう思うとなんとなく恥ずかしくなった私は、
真紅の問いには答えず沈黙。



真紅はこの無言が答えだと察してくれたのか、
「 ハイハイ。じゃあまずあそこに入ろ?」
と、優しく言った。




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