嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
―――数分後―――
「…優花、まだぁ?」
「ちょっと待て」
もうとっくに着替えは終えているけど……
『おかしく………ない?』
私は鏡に映し出されている自分の姿を見てそう思った。
どんな服装かというと、
シュルシュルした赤い地に黒のレースがかかったワンピで
裾は絞ってあって、ふんわり。
ワンピの肩の部分はキャミソールのような形ではなく、首の後ろで結ぶタイプ。
腰の黒いリボンは大きく存在感がある。
寒さ対策の可愛い黒のアームウォーマーはしっかりと役目を果たしている。
………と、まぁこんな感じだ。