嘘つきシャボン玉の恋ゲーム

「私がお、と、め?ない、ない。
絶対ない。本気でない。」

「今、美光くんのこと考えてたんだよね?」

「ゴホッ……」

さらりと言ってのける小百合に驚き、思わず噎せてしまった。


「あ、図星だぁー。ゆーか、かぁいー!」

「…………違う。」



必死に否定しているが、自分でも隠しきれていないことは薄々気付いている。


本当は…………、
真紅は嫌いでもないことも…………





< 248 / 322 >

この作品をシェア

pagetop