嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
第一章 恋ゲーム
はじまり
夏休みがあけた日の朝―
。
私は夏休み前と同じようにはやく学校に来て本を読んでいる。
時間がたつにつれ 教室に入ってくる 2―1のクラスメイトたち。
「おはよう」と言われたら笑顔で返事し、
話かけられたら相手にあわせて答える。
いつもと同じこと。
だけどただ一つ。
日常と異なる点があった。
私の隣。
机が一つ多いこと。