嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
「ん…。やっぱココアはおいしい。」

「そう?俺は甘いの無理。」


私は一気にココアを飲み干した。
「ブハッ。疲れた後のココアはサイコーだな」

「おっさんみたいなこと言うなよ……」


真紅も用のコーヒーを飲んでいる。
そして一息ついて言った。

「優花はほんと アイスココア好きだな。」

呆れぎみに言う真紅。
好きなのは私の勝手だろう。

私は「けど、さすがに冬はホットだ」と自分のこだわりを付け足した。




って・・・・・・
真紅に私の好みを話したこと、あったか??


「なんで知ってるんだ?」

「あっ、そうか………」

「は?」

「いや。なんでもない。
…………さあ、なんでだろうね」
真紅は笑って言った。



「………?」


コイツは謎だな。
意味不明。

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