嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
スタートの合図と共に私も集中力を上げた。

相手は殺し屋。

それに……あのどうみても本物に見える笑顔。
あれは殺し屋…………、偽善者としての経歴が長いから出来るものだと思う。


こんなプロはどんなやり方でどんな風に攻撃してくるか 分からない。



「いくよっ!!」

そう言って真紅は私との距離を一気につめる。



(このスピードだったら勝てる。
技をかけることは可能なはずだ。)


「真紅の負けだなっ」

私は勝利の笑みを浮かべ、技をかけようとした。



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