嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
「じゃあ、離したげる。」
真紅はパッと私を離すが、
同時に力が抜け落ち、地面にへたりこんでしまう。
「う………」
「あ。怖くて力抜けちゃった?」
「そうじゃないっ」
(実際そうだけど、認めたくない。)
私は意地をはった。
「おんぶしてあげる」
「断る。恥ずかしい」
「俺は恥ずかしくないよ。
立てないんでしょ?
しょうがないと思うけど。」
「立てるようになってから 帰るから、
先帰っていいぞ。」
本音は……………
『先にとっとと帰れ!』
だけどな。
「『いいぞ』じゃないよ。
俺は優花を守るために わざわざ勝負したんだから。
なのに優花おいて、帰らないよ」
………守るため?
たしかに 一人じゃ危ないとか言ってたけど。
「不審者なんて、そんな大勢いないぞ?」
「不審者じゃない。
俺は殺し屋から守るの。」
「殺し屋?
お前じゃなくて?」
「俺以外だよ。」
「ってことは、私を殺せという依頼たくさん あるのか?」
真紅は表情を曇らせ、少し間を空けてから応えた。
「……あるよ。だから 危ないから気を付けて。
俺はゲームに勝つまでお前を殺さない。
勝つまで誰にも殺させないから。」
「わかった……」
そうか。報酬とかがあるもんな。
けど私を守るなんて…………面倒なことしなくていいんじゃないか??
そんなことして、楽しめているのか?
疑問はまだまだ山の様にある。
けど………
まあ いいか。いずれ解るだろう。
真紅はパッと私を離すが、
同時に力が抜け落ち、地面にへたりこんでしまう。
「う………」
「あ。怖くて力抜けちゃった?」
「そうじゃないっ」
(実際そうだけど、認めたくない。)
私は意地をはった。
「おんぶしてあげる」
「断る。恥ずかしい」
「俺は恥ずかしくないよ。
立てないんでしょ?
しょうがないと思うけど。」
「立てるようになってから 帰るから、
先帰っていいぞ。」
本音は……………
『先にとっとと帰れ!』
だけどな。
「『いいぞ』じゃないよ。
俺は優花を守るために わざわざ勝負したんだから。
なのに優花おいて、帰らないよ」
………守るため?
たしかに 一人じゃ危ないとか言ってたけど。
「不審者なんて、そんな大勢いないぞ?」
「不審者じゃない。
俺は殺し屋から守るの。」
「殺し屋?
お前じゃなくて?」
「俺以外だよ。」
「ってことは、私を殺せという依頼たくさん あるのか?」
真紅は表情を曇らせ、少し間を空けてから応えた。
「……あるよ。だから 危ないから気を付けて。
俺はゲームに勝つまでお前を殺さない。
勝つまで誰にも殺させないから。」
「わかった……」
そうか。報酬とかがあるもんな。
けど私を守るなんて…………面倒なことしなくていいんじゃないか??
そんなことして、楽しめているのか?
疑問はまだまだ山の様にある。
けど………
まあ いいか。いずれ解るだろう。