嘘つきシャボン玉の恋ゲーム

そう思いながら 私は注文の品をせっせと運んだ。


「ねぇ 優花。ちょっといい?」

すると、すれ違いざまに真紅が声をかけてきた。


まったく………
だんだん混んできたっつーのに、なんだよっ



「なに?真紅。
今忙しいから 後に……」

「じゃあ 簡単に言うけど・・・
気をつけてね。」

「は?何?」

「優花は隙があるから
気を付けろって言ってるの。」





< 64 / 322 >

この作品をシェア

pagetop