嘘つきシャボン玉の恋ゲーム
〜secondday〜
●〇……
風月祭 2日目。現在1時。
今日 私たちは店番ではないので、
二人で風月祭をまわっていた。
騒がしく、他校の奴や他人が大勢いるこの場は、
居心地が非常に悪かった。
「次どこ行きたい?」
「私は行きたい場所なんて最初からない、
って言っているだろ?」
「そっか。
じゃあどうしよ。
もうお化け屋敷も劇も色々行ったし………」
「いっそのこと クラスに戻るか?」
「それはダメ。
優花と二人でいる時間が減るから。」
私の問いに 真紅は首を大きく振る。
なんだよ、その理由。
嘘なのか本当なのか分からないじゃないか。