嘘つきシャボン玉の恋ゲーム

●〇……

私たちはしばらくあそこで話したり、
犬とたわむれていた(たわむれていたのは私だけだけど)



「ああ……面倒臭いな」


「行かないの?
花火とかフォークダンスとか」
「季節はずれでしょ」





私たちは今誰もいない教室から 校庭をみていた。

皆は後夜祭を心から楽しんでいるようで 笑っていた。





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