嘘つきシャボン玉の恋ゲーム

【ガタン】


急にした物音。
その方を見ればドアが少しだけ動いていた。

まさか………人がいる!?


「だ……………誰っ!?」



冷や汗をかいた。

私は机などにぶつかりながら、
廊下を見に行った。

それほど焦っていたのだ。


クラスメイトに見つかったら 今まで自分がしてきた嘘が、
全てパァになるから。



・・・なんていうのもあるけど、

それよりも『みんなに本当の自分を見られたくない』
という 気持ちのほうがつよかった。


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