声を失った少女



吉「橘って喋れないんだな。
まぁでも紙とシャーペンあれば会話出来るんだろ?」


私は頷いた。



吉「なら支障なしだな!!
あ、ここがA組だ。
呼んだら入ってこいよ?」


先生は中に入って行った。
教室はすごく騒がしかったけど
吉田先生が入ったと同時に静かになった。



吉「今日は転校生が来てるぞー!!」


クラス男「せんせー、もしかして女?」


吉「女ー。しかも可愛い。」


クラス男「「「うおおぉぉぉ!!」」」




・・・うるさい。



吉「うるせぇ!!黙んねぇなら今すぐ殴り殺すぞ!!

・・・橘入ってこい。」



このタイミングで!?
静かだけど入りづらい・・・





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