声を失った少女




雅「そうか。本当は自分で気づくほうがいいんだが・・・詩織にはわからないかな。

あのな、それは"好き"っていう感情だ。
貴彦と一緒にいるだけで落ち着くんだろ?

よかったな!!好きな人が出来て!!」




『やっぱり・・・これが"好き"っていう気持ちなんだね!』




雅「少しは気づいてたみたいだな。
詩織に好きな人かー、嬉しいな!!
頑張れよ!!」




雅人さん・・・ほんとにお兄ちゃんみたい(笑)




休み時間も終わりに近づいてきたから
私はお礼を言ってから教室へ戻った。





.
< 79 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop