声を失った少女

〜春樹side〜



詩織と一緒に家に帰ると
マンションの入口にある人物がいた。

俺達に気づき、近づいてきた。



母「こんなとこにいたのね?」



「何のようだ?」



母「春樹が帰って来ないから心配でね。
ほら、帰るわよ。」



「嫌だ。詩織と一緒にいる。」



母「どうして?」



「たった一人の姉さんだからだ。」



手放すことのできない・・・家族なんだ・・・!!



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