私の彼は、天然おバカ







 私たちが乗る番が来た。


「行くよっ。」


 まーくんは私の手をひいてくれた。


 その時、まーくんが王子様にみえた。
 まるで馬車に乗るお姫様を補助するかのように・・・。



 ぐんぐんあがってゆく・・・。


「ねぇ、ほのちゃん・・・・。いや、





ほの・・・・・・・・・・・・。」



 ///////いっ今、「ほの」って・・・。




「キス・・・・。していい?」

 真剣な色っぽい目でまーくんが問いかける。


 ・・・・・・・・・・



「うん。いい・・よっ//」



 そう言うしかないよっ・・・。


 こんな目で、こんな表情で言われたら・・//////////


 だんだん近づいてくるまーくんの真剣な顔。
 
 いつものまーくんじゃないオトナなまーくん。



 ちゅっ・・・・・・・・




 小さな音が響く。





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