最期の恋〜Tears, smiles, happy two people walking alo?〜
「表向きはそうでも
私は絶対に認めませんから」


−そうよ
淋しそうな顔をしたって私には効かないわ。


だって私は
『感情を捨てた女』
だから。



『そうか…』


尚人は言葉を詰まらせた。


『じゃあ、ゲームしないか?』


みおは一度は驚いたが、すぐにいつもの顔に戻った。



「やっぱりあなたもそういう人間なのね?

−いいわ、やりましょ」


平然と余裕そうに
そう言った。
< 26 / 511 >

この作品をシェア

pagetop