車内☆恋愛
ほのか先輩はニッコリ笑って

帰っていった。


「じゃあ行くか」

「ほーい」


あたしたちは外に出た。


「おい、どこ行くんだよ」

「え?」


先輩は裏にある駐車場にむかう。

「え、え?ちょ…」

「早く乗れよ?」


冷たいヘルメットを渡され

あたしはバイクの後ろに乗せられる。


「こ、怖い……」

「安全運転だから」

「で、でも…っ」

「手、しっかり掴んどけよ」


あたしは先輩のジャケットを

少し掴む。
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