車内☆恋愛
あたしはホットココアとポテトを頼む。

啓くんはコーヒー。


「…あったかいね」

「…うん」


………沈、黙。


「彼氏はどーなの。」


啓くんが不意に聞く。

あたしの心臓がドキリと跳ねる。


「わ、かれた…」


啓くんが目を見開く。


「なんで?…俺のせい?」

「違うよ…」

「じゃあさ、俺まだチャンスある?」


あたしはパッと顔をあげる。

それって…?
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