車内☆恋愛
あたしはポカンと口を開ける。


「お前が見たいっつったんだろが…」


き、きゃあ…啓くん怖い……


「裏行って来る」

「「了解〜」」


啓くんはみんなに声をかけてから、

喫茶を出ていった。


「ふふっ、よかったね。璃南」

「う、うん!」

「イケメンは居ないね。」


グルッと辺りを見回す。

…確かに。


「んー、朝比奈くらいかな?」

「えっ!」

「嘘嘘!カッコいいけど狙ってないよ」


あたしは一気に力を抜く。
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