TIME
「……―うん。
あの映画見たら誠がいなくなったらってやっぱり思っちゃってさ。
そんなことないのにね。
初めてはやっぱり誠がいいから。」
真琴……、お前ってヤツは。
俺は、そう思った瞬間真琴を抱きしめていた。
「どうしたの、誠?
てか、
涙でメイク落ちたから汚れちゃうよ。」
『バカだな、真琴は………「バカって何よ!」
『ったく、ホントばかだよ………。
俺は、真琴から離れないし、俺の初めてもお前だから安心しろよ。』
真琴は、俺の腕の中で"うん"って小さな声で言った。
俺は、真琴にハンカチを渡して真琴は、急いで化粧室に走って行った。
そんな真琴の姿さえも愛しく見える俺って相当真琴にホレてるな。