TIME
5章:真琴side

私は、涙でメイクが落ちたので化粧室に来た。

誠ってホントに優しいよなぁ。

なんか付き合い出してから変わって来たって感じ。

なんか、
小さい頃の誠みたい。

まぁ、
どんな誠も好きなんだけどね。////

そんなことを考えながらメイクをしていた。

「時計台のところにいた帽子被ってた男の子かっこよかったことない?」

誠のことかな?

てか、
かっこいいって言われてるし。
他の人にも魅力わかるんだね。

「あぁ~…、いかにも野球やってますって感じの子だよね!?」
「そ~!」

「確かにかっこ良かった。

今どき坊主は可哀想だよね。

ぶっちゃけ関係ないケド高校生って感じでいーかも。

でも、
あれは彼女待ちだね。」

誠も坊主イヤがってたけど好きな野球の為なら平気って言ってたな。

誠なら坊主でも似合うからいいけどね。

「だよね~。

絶対美人か可愛いに決まってるし。」

「確かに!」


いや、美人でも可愛くもありませんけど!






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