TIME
そんなことを考えていたら、家に着いた。


『ただいまぁ~。』

「おう、お帰り。」

挨拶を返したのは、お兄ちゃんだった。

兄は、大学が近いくせに1人暮らしをしていた。


だから、家に居ないのに居たので、私はビックリした。


『何で、家に居るの??』


「居てわりーのかよ。」


『別にそんなこと無いけど。』


「あっそ。まぁ~、良いか。何となく帰って来ただけだし。美良が、たまには帰ってやれって言うからよ。」


相変わらず、美良さんとは、仲が良いんだぁ~。


昔っから美良さんの言ったことは、逆らわないなぁ~。


これじゃ、結婚したら、尻に敷かれるなぁ~。




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