TIME
宇都宮さんは、いつもみたいに元気は無かった……。


『私は、望みはあると思うよ。』


―ニッコリ


宇都宮さんは、優しげに笑った。


「ありがとう…………。それとね、私のことは、瑠美って呼んでね。」


『うん、分かった。じゃ、私のことも、真琴って呼んで☆』

「うん。」


私は、一つだけ疑問があった。何で瑠美は、男の人の前だとブリっ子になるかを。


だから聞いてみた。

「ただ、龍人にやきもきを妬いて欲しいの。龍人がいないところでもやっておかないと、変に思われるしね。」






< 89 / 118 >

この作品をシェア

pagetop