魔法使いからメッセージ
‥‥‥‥
いや何だこれ。気まずいだろ。
「大原緩名‥‥‥さん?」
うぉーキターー!!おっさんの知り合いからの初の一言!
「はい!あ、いや呼び捨てでいいです!呼び捨てがいいです!」
おっさんの知り合いに話しかけられただけなのに、アタシはもう、自分がなに話してるかわからないぐらい緊張している。
「大丈夫か?」
「あ‥‥‥はい」
ちょっと気持ちが落ち着いてから、その人の顔を見上げた。
見上げると、スラッとした長身。光る金色の瞳。それなりに短い、綺麗な黒色をした髪が、耳にかかって輝いている。
二十代前半?んー‥‥十代後半?
じっと見つめていると、目があってしまった。
「あ、あはは」
金色の綺麗な瞳。
イケメンすぎる!ヤバイぞかっちょいー!