幕末〓冷血の鬼 【番外編】
ある日、一つの噂が俺の耳に入った。


誠を掲げ、とても強い集団があると。


俺はその場に向かった。


向かった先は壬生狼組という屯所。


(ここか。)


あまり期待をせずに屯所に入ると長い髪を1つにまとめ上げ高い位置に結んだ、顔の整った男が俺に気づいた。


「誰だ?」


「この屯所で強い相手と手合わせ願いたい。」


男は俺の言葉に少し考えたようだが少し経ってから頷いた。


「……良いだろう。ついて来い。」


男について行くと広い部屋に連れられた。
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