俺様 海様 イケメン様




「で?イケメンな一年生はどうだった!?」


メンクイの美少女雅ちゃんが聞いてきた。


麗奈ちゃんもアヤちんも聞きたそうな目で見る。



「う、うん。あのね?実は……」



ガラッー


その時、教室のドアが開いた。


「ゲッ!タイミング悪いよ、担任」


ブツブツ言いながら、あたしと麗奈ちゃんの前に座る雅ちゃんとアヤちんは前を向いた。




「で?どうなの?」


麗奈ちゃんがあたしにしか聞こえないくらいの小さな声で聞いてくる。



「あのね……実は二年生で…」



ーキャー!!!ー


「「え!?」」



急に女子の黄色い悲鳴が上がった。


担任の話しを聞いていなかったあたしと麗奈ちゃんはビックリ。



前を向くと、そこには……。



「新倉海!?」

「ん?荻原、知り合いだったのか?」



あの、朝の男子生徒がいた。





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