俺様 海様 イケメン様





海に手を引かれ、


更衣室の前まで来た。




「着替えて帰るぞ」

「………」




あたしはどうしても

海の手を離せなかった。



だって……


もしかしたら……また…




「萌亜?なんで離さねーの?」



海が不思議そうにあたしの顔を覗いてくる。



海に来てるから、

今日はメガネの海。



パチッ



と目が合う


あたしと海。



不覚にもドキッとしたあたしは、

海の手を握る手に力を入れた。











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