俺様 海様 イケメン様




「じゃあ俺らは先に」

「きゃっ」



海が急にあたしの腕を引っ張り、

自分に引き寄せる。



「おお!またな♪」

「ああ」



半分強引に腕を引かれ、空き教室を後にする。



空き教室から少し離れた階段に出ると、

引っ張っていた腕を離して、

手を絡めてくる。



「海?どこ行く?」



黙っている海を不思議に思いながらも、

この時間はすごく楽しみにしていたから


笑顔で問い掛ける。




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