俺様 海様 イケメン様
ガクガク震える体を上手く
支える海。
それから数分、
海は気がすんだのか
我に返ったのか
唇を離した。
「ハア…ハア……もう、海ってばぁ…」
ぐったりする体を海に預けながら
海に話しかける。
「悪い。でも、萌亜がわりぃんだぞ?あんな奴らにやるから」
「ぅ゛……そ、そんな」
それを言われちゃったら、
あたしなんて言っていいかわかんないよ……。
「まぁ、その目もヤバいけどな」
「や、ヤバい?」
え、
なにがヤバいの?
怒りが我慢できないとか…?
わかんなくて首を傾げると
「そーゆーのもヤバいから」
そう言って、
海にぎゅっと抱きしめられた。