俺様 海様 イケメン様
♂ 海 side ♂
「は………?」
転勤が多い親父は、
めったに家にもいなくて
そんな親父が話しがあると
言い出し、聞けばこのありさまだ。
「お前に彼女が出来たのは知ってる。だが、もう決まったことなんだ」
「まぢかよ……」
「悪いんだが…海、すまないな」
本当にすまない
と親父は俺に頭を下げる。
親父の言うことは絶対だ。
俺には
どうすることも出来ないんだ。
「分かった…」
俺はそれだけを言い残し、
部屋に戻った。
それは、
半年記念日のちょうど1週間前のことだった。